2021年春、アラサーOLが新築一戸建てを建てるブログ。

コロナをきっかけに昭和最後のアラサーOLが戸建て新築に奔走するブログ。

子宮外妊娠をした人に言いたいこと(経験談あり)

先週書いた通り、私子宮外妊娠*1をなんと2回もやっている。

全妊娠の1〜2%くらいの可能性と言われていて、そんなに遭遇率高くもないと思うのにそれを2回(とはいえ、1回やると2回目もなる確率は10〜20%と1回目よりも上がるらしい)。不妊治療で体外受精をするとなりやすいとも言われているけど、私の場合は2回とも自然妊娠。ちょうど周りも結婚出産ラッシュで、当然私も元気な子供に会えるもんだと思い込んでた。

 

「わ〜、妊娠した〜!✨」って舞い上がっていたところに、「それ異常だから、今すぐ手術が必要🏥」と言われる、まさにぬか喜びの極み。

まだ見ぬ赤ちゃんがなんとか助かる方法はないものかなんて思うんだけど、21世紀にもなって中絶以外に自分が生き延びる術はないという残酷な病気。いっそ初期流産とかなら諦めもつくのに・・って何度思ったことか(もちろん流産は流産でものすごく悲しいことだとは思うけど)

 

しかも私の場合、なぜか妊娠に気がつくのがめちゃくちゃ早い体質で(毎回猛烈な眠気に襲われる)、生理予定日前には余裕で気がついているものだから、「まだ胎嚢が小さいせいでエコーに映らないのかな?また少し待ってから来院してくださいね」というやきもきフェーズ付き・・。

検索魔になって、いろんな人のブログだとか見るんだけど、大体みんな喉元過ぎたら暑さを忘れるのか、予後がよくわからずに不安だけが募る。

 

そんなわけで、現世に戻って来れたらいつか誰かがおんなじように検索魔になった時に多少なりとも救われてほしいと思って、書こうと思っていたことがある。

 

子宮外妊娠するってことは、本来くっつくべき場所じゃないところにくっついてもなお生き延びられるめちゃくちゃたくましい受精卵を作る能力があるってこと。

 

さらに言えば、もしまだこの記事を見ている人が1回目の卵管切除手術なのであれば、まだ一本残ってるから全然大丈夫!

入院した時にえらい先生から聞いた話では、卵管って卵巣から飛び出た卵子をUFOキャッチャーのような要領で捕まえて子宮に運ぶらしいんだけど、厳密に左右どっちかの卵子しか捕まえないわけではなくて、結構臨機応変卵子を捕まえることができるらしいの。

だから、2本の管のうち1本取っても、元々の妊娠力を100%とした場合、70%くらいの能力があるんだって😲

実際私は1回目の子宮外妊娠から2年後にまた自然妊娠することができました(全然嬉しくない子宮外妊娠再発だったけどw)。

 

そして、どんな奇跡的な確率か知らないけど、私と同じく2本目の卵管を切除しようとしている人が読んでくれてたら、卵管なんてなくたって十分生きてけるって言いたい。笑

なにせ、日本には体外受精という現代技術が普及しているから。

 

悲しいだろうけど、まずはゆっくり休んで、元気になってから先のことは考えたらいいと思う。

 

 

 

ちなみに、ここまでマジメな話しておいてあれだけど、卵管切除の手術って退院してから数日でほぼほぼ回復するんだけど、産婦人科の先生って優しいから、頼めば2週間くらいの安静が必要って診断書書いてくれます🙆‍♀️

雇用保険に入っていれば通常のお給料の3分の2の保険料ももらえるし、これまで真面目に働き詰めすぎてたかもって方は、ちょっとした大人の夏休みとして、有効活用してみるのもいいんじゃないでしょうか。笑

*1:赤ちゃんのもとである卵胞が子宮以外の場所に着床してしまうこと。普通であれば、ごくごく限られた期間の子宮にしか着床しないはずなのに、全然違う場所にくっついてしまい、そのまま成長を続けてしまう状態。私の場合は卵管という子宮に入る手前にある管に着床していた。卵管は通常1ミリくらいしかないらしいのだけど、そこで卵胞が大きくなってしまうと、最終的に管が破裂して大量出血を起こして死んでしまうこともあるらしい。ちなみに、私の卵管は手術で取り出された時には1センチ以上にも膨れていて破裂寸前だったとのこと。